
エフェクターに電源を供給する機材 パワーサプライ
エフェクターは単体では使えません。
一般家庭ではほぼ使う事の無いような9V電池や単三電池もしくはアダプター専用設計などの電源を必要とします。
マルチエフェクター1つで完結しているシステムを使っているのでしたら、そのマルチエフェクターのアダプターをコンセントに挿すだけでOKですが、こだわりのエフェクターを単体で追加して使うようになってきますと、電源の問題が発生してきます。
最強は個別に電池使用というのが一番ノイズも出ずに良いのですが、費用も交換の手間も馬鹿になりません・・・
そこで、1台で複数のエフェクターに電源を供給する機材をパワーサプライといいます。

私のオススメはこだわりの歪みエフェクター+マルチで空間系 です。
こちらもご覧ください☟
デジタルアナログ混合問題
まず、大きく分けてパワーサプライには内部で電源端子が繋がっているものと、それぞれの端子が独立しているものがあります。

タコ足配線と一つずつコンセントに挿す配線のイメージです
内部で繋がっているタイプのパワーサプライは、お求めやすい価格です。
お手元のエフェクターが全てアナログタイプでしたらこちらで問題ありません。
ではどんな時に問題になるかといいますと・・・
アナログエフェクターとデジタルエフェクターを一緒に繋いでしまうと、どうしようもないノイズが入るようになってしまいます!
私オススメのエフェクター構成では使えません・・・
そこで出番になってくるのが、独立型のパワーサプライ(アイソレートタイプ)
このタイプのパワーサプライならデジタル、アナログ混合でも大丈夫です。
VA-08 スペック
また、こちらのVA-08MKⅡは電源出力が最大で500mAを6系統、さらに9、12、18Vに変圧可能な最大800mAを2系統供給できる、パワーサプライのスペックの中では群を抜いた商品になっています。
アナログ歪みとデジタルエフェクターの同時使用も問題無くこなします。
マルチエフェクターは消費電流が大きいです。
ZoomのC3nの付属アダプターは9V/500mA、BOSSのGT-1は消費電流200mA等
歪み系ペダルには、9V~18Vまでの電圧にに対応しているものがあります。
それぞれに良さがあるのですが、背面のスイッチ一つで簡単に変圧出来ますので電圧による音の違いを確認しながらの音作りも簡単に出来ます。
また、外寸も140(W)×70(D)×30(H)㎜ と非常にコンパクトに設計されていますので限られたエフェクターボードのスペースを生かしやすいです。
お気に入りのエフェクターを組み合わせ、オリジナルの構成のボードを組み上げていく事は楽しいです。
しかし、常に重量とスペースの問題が付いて回ります。

増えていく程に持ち運びだけでくたびれてしまいます・・・
アダプター一つで電源周りの接続が完結できる、VA-08は間違いの無い選択肢の一つであると思います。
さらに、パワーサプライ本体に充電機能を持たせたVA-R8という製品もあります。
こちらは8000mAhの大容量バッテリーを内蔵しています。
普段の練習時には付属のアダプター使用、ライブ時には内蔵バッテリーを使用することで、コンセントへの接続すら不要にできます。
フル充電で一般的なエフェクター6台が約8時間使える容量です!
USB入出力端子も付いていますので、PCからUSBを通じての充電なども可能になっています。

電源周りがとてもスッキリするよ!
コメント