
『Jealousy』(ジェラシー)は、日本のロックバンド X が1991年7月1日にリリースした3枚目のスタジオ・アルバム。オリコンの売り上げとしてはX JAPAN名義も含めて初動売上でバンド最高の60万枚以上を売り上げ、『BLUE BLOOD』に次ぐチャートイン50週を記録し、ミリオンセラーとなった。
Wikipediaより引用
私がXというバンドにハマっていった最大のきっかけになったアルバムです。
WEEKEND(1990年4月)やENDLESS RAIN(1989年12月)などの曲の存在は知っていましたが、Xというバンドについては余り知りませんでした。

ただ、いい曲だなー、という感覚でした。
当時、ジュークボックスなどがまだボーリング場なんかにあった時代(古っ)友人が毎回WEEKENDをかけていました。

よくわからん派手な頭の兄ちゃんが歌ってるなー・・・
またこれリクエストしてるー・・・
最初はこういう印象でした。
が、不思議と何度聞いても飽きないんですよね。
メンバーの名前も知らないまま、段々とその存在が大きくなっていっていました。
「Jealousy」発売
1991年にアルバム「Jealousy」が発売されます。
これは買ってみよう!
もうXという存在が大きくなっていた私は、迷いなく購入していました。
・・・そして、改めてこの人達の凄さに圧倒されるのです。
収録曲
Es Durのピアノ線
(作曲・編曲:YOSHIKI)
ピアノインストルメンタル
YOSHIKIの世界。儚く切ないピアノの音色が何ともいえない。
silent jealousy
(作詞・作曲:YOSHIKI)
前曲から繋がるようなピアノイントロから一気に始まる荒々しい攻撃的な演奏。
途中にピアノソロが入り、その流れを引き継ぐように始まるツインギターの歌うようなギターソロ。
約7分の大作ですが、全く時間を感じさせない一気の展開の凄さに痺れます。神曲。
このツインギターの「口ずさめる」ようなギターソロに憧れて、いつか弾いてみたいと思うギター少年多数。
Miscast
(作詞・作曲:HIDE)
Xのもう一人の主役、HIDEが手掛けた曲。初期Xのもう一面の顔を感じれる曲です。
最初はHIDEという名前も知らず、何かちょっと感じの違う曲だなと思って作者を見た記憶です。HIDEの作る曲調も私は大好きになりました。
Desperate Angel
(作詞:TOSHI 作曲:TAIJI)
Xに集まった天才の一人、TAIJIの作ったアメリカンロックの世界です。
こうして振り返ると才能集まりすぎのバンドですね・・・
White Wind From Mr.Martin ~Pata’s Nap~
(作曲・編曲:PATA)
Xの癒し系キャラのPATAさんの曲。
レコーディングの合間にポロポロ弾いてたんだろうなぁ。
次曲へのイントロの感じで続きます。
Voiceless Screaming
(作詞:TOSHI 作曲:TAIJI)
TAIJIの才能を感じられる曲。演奏難しすぎ。
喉を潰したTOSHIさんの悲しみが溢れてくる曲。
実際のライブではTAIJIとPATAで弾いてました。
Stab Me In The Back
(作詞:白鳥瞳 作曲:YOSHIKI)
めっちゃ速い、ドコドコ凄い曲。テンポ200。
HIDEには「YOSHIKI殺し」と呼ばれていた曲。コピーをしてみたいという気持ちも起きないw
Love Replica
(作詞・作曲:HIDE)
HIDEの持つ不思議な世界観の一部を感じられるような曲。
HIDEさんはよく楽器以外のモノを使って録音されるんですが、この曲のリズム音はスタジオにあったゴミ箱を叩いた音だとか。
Joker
(作詞・作曲:HIDE)
HIDEらしいロックな曲。
一発当てて成り上がろうとする男の物語。
この曲は当時カラオケで歌ってた記憶。(他のキーが高すぎて歌えないものw)

この曲でHIDEという人の存在を知り、どんどん好きになっていきました
Say Anything
(作詞・作曲:YOSHIKI)
アルバムの最期を締めくくるバラード大作。
打倒ENDLESS RAINを目指して作られた曲ですが、当時YOSHIKI的には納得のいく仕上がりでは無かったらしく、失敗作と思ってたとか。
しかし後に本人が聴くにつれ、いい曲だ、と思うようになったらしいです。
YOSHIKIバラードならではのピアノ伴奏とツインギターが聴きごたえのある曲。
Xの最高のアルバム
才能の集まりすぎたバンド「X」の奇跡のような仕上がりのアルバムだと思います。
YOSHIKIという土台の上にHIDEとTAIJIがアレンジを加えていって仕上がっていく・・・
今はもう再現できない。天才を二人も失ってしまったのだから。
「JAPAN」になる前のX時代の集大成のアルバムです。
一度通して聴いてみて下さい。
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