当面全てのレッスンを取り止めに
国内では全ての小、中、高等学校が休校になるなどコロナウイルス感染症の対策が取られています。
私の所属しているスクールでも全てのレッスン、リハーサル、発表会などの予定が白紙に戻されています。

「音を出す」という特性上、何をするにも基本的に閉鎖された空間での作業
- レッスンは防音室の中で行います。音が漏れないように作られた空間です。もちろん空気の流れも良くないです。そしてその空間へ順番に何人も人が入れ替わる仕組みです。
- リハーサルや発表会はライブハウスやホールなどを使いますが、やはり防音を目的として造られた施設になりますので、やはり空気の流れは良くないです。
やはり、この騒動が収束するまでは中々通常に戻るのは難しいでしょう。
ライブなども中止や延期になっています
まだ我々はレッスン生、という立場ですので延期や振り替えなどによって「音楽教室が休みになる」という影響は知れたモノでしょう。
音楽教室自体もこのままでは経営が成り立たないでしょうし、講師の先生方もレッスンやご自身のライブ活動などの収入がどんどん絶たれていくので厳しい状況になっていっています。
本業ミュージシャンの方など、特にライブが無くなる=その収入が0になり、そこまでにかかった経費すら回収できないという事になり追い詰められて行っています・・・
ライブハウスやカラオケを自粛へ
ライブハウスに行ったのが原因だ!というようなニュアンスを持たせた報道が目につきます。
が、その方自身はその段階で陽性と診断されていたわけではなく、その方の在住している県ではその段階で感染者は0でした。難しい判断だったでしょう・・・ 症状があったのですから、少し考えなおしても良かったのでしょうが。
陽性判定されていたのに「ウイルスをばら撒きに行った」50代男性の方がよほど悪質です。
今回のコロナ騒動の一番難しくて怖いところは、症状が軽かったり「無症状」だけど他人には感染させる可能性がある、という所だと思います。
若者が年寄りに感染させている、という変な認識
ライブハウスって音楽に興味の無い人には全く得体の知れない施設でしょう。
ここぞとばかりに「若者が」「空気の流れの悪い密室で」「集団で」「近距離に密集して」楽しむ場所であり、今回のようなウイルスの感染リスクが高い場所だ。
という報道が物凄く腹立たしいです。カラオケも同様に言われてますね。
その報道を真に受けた年配者の一部は、若者によって感染が拡げられているという認識になっている様です。
繰り返しますが、故意的にウイルスをばら撒きに行ったのは50代の男性だけです。
何かに矛先を向けさせたり、紙が無いなどの不安をあおるだけの報道姿勢も無くならないものでしょうか? 個人的には「トイレットペーパーが無くなる」とデマを流す人間と、トイレットペーパーが無くなっている売り場の映像を繰り返し流し続けるだけの報道は同罪だと思います。
ライブハウスは確かに今回のような事態の時にはクラスター発生地になる可能性はあるでしょう。
しかし、「高齢者から若者まで」「不特定多数の人間が」「空気の流れの悪い閉鎖的な空間で」「毎日朝から晩まで営業している施設で」「近距離に入れ替わり立ち替わり密集して」「タバコ吸いたいからマスクもろくにせず」「色々な部分を素手で触りまくっている」施設は未だに何の規制もありません。
ライブハウスの何倍の店舗があるんでしょうね? パ〇ンコ屋さん。
健康より大事な大きな力が働いてるんでしょうね。
企業も個人も体力が削られていく
何よりも、通常の生活が戻る事が最優先です。
日常生活が平穏に送れてこその趣味の音楽になります。
が、音楽事業をされている側の人間の生活もあります。
早く収束する事を願うことしかできませんが。
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