レッスン生同士で社会人バンドを組む
それぞれが趣味で習っているレッスンスクールですが、合同発表会などを通じて交友が生まれ一緒に自分たちでバンドを組んでみよう、という展開になる場合があります。

私の場合は典型的なその例で、発表会打ち上げの宴席で盛り上がり意気投合して初めてのバンドに参加しました。
せっかくバンド構成楽器を習っているのでしたら、実際にバンドに参加してみると楽しくて面白い経験ができます。

普通に生活しているだけでは絶対に経験できない世界です。体験するチャンスがあるのなら是非やってみることをオススメします!。
また、自身が中心になって1からメンバーを集めてのバンド活動開始、というパターンも可能です。
その場合はメンバー探しで中々に苦労はあると思いますが、私の経験から「ここは注意した方がいいよ」という点をお伝えしてみます。
バンドの志向をよく考えておく
バンド活動といっても大きく2つに分かれます。
プロ志向か趣味の延長のアマチュア志向か
「メジャーデビューして音楽で食っていくんだ!」
って人は今回のバンドを組むパターンにはまずあてはまりません。
そういうバンドを組みたい!という方もいらっしゃるかもしれませんが、大多数のその方向性の人は遥か学生時代から音楽に没頭し、メンバーを募集していってるものだと思います。
その場合は古来からの方法であるメンバー募集掲示板を活用したり、ライブハウスに貼られているメンバー募集を活用したりしましょう・・・
ここではあくまで趣味の延長でバンドをやってみよう!という趣旨の社会人メインのバンド活動のススメになります。
メンバーは基本的に同じスクールのレッスン生
社会人の趣味バンドではメンバーそれぞれの仕事や生活があり、その空き時間で練習をし、リハーサル~本番までやる形になります。
メンバー誰も無理をしない、させないというのが成功の秘訣になると思います。
誰か一人にシワ寄せがいってしまうと、どこかでパンクします。
そしてこんなはずでは無かったのにな、という結果を生むことに繋がります。

楽しいはずの音楽活動が苦痛になったら本末転倒です!
と、いきなり悲しい展開のお話しをしましたが、私の経験談に基づいてますw
せっかく組んでもらったバンドが解散すると、死にたくなるくらい辛いです。ましてや自身が中心者なら特に。
同じ過ちは繰り返して欲しくないので、空回りしないように気を付けましょう。
ちょっと悲しい方向に話がいってしまったので修正・・・

レッスン生同士のバンドは、私の所属しているスクールですと私の最初のバンドのパターン(合同発表会のメンバーからの派生)バンドが多いです。
メリットは何より各楽器パートが最初から多くいるので、新たにドラムさんとかベースさんを探す必要性が低いのです。
実際、新たにベースさんやドラムさんを探すのは非常に難しいです。
スクール側も生徒の音楽活動は嬉しいので全面的に協力してくれます。
レッスン生の中で、こちらの希望の音楽の方向性に近いだろう、という方をピックアップしてくれたり、実際に「こんなバンドがメンバー探してるけどどうですか?」と声もかけてくれますが、中々希望に沿って自身も興味をしめしてくれるフリーな人には巡り合えません・・・
つまり、メンバー募集が無ければ即「何の曲やってみたい?」とかの楽しい話に行けます。
具体的に話が進みやすいのでバンドの実際の活動が進みやすく、すぐ行えます。

この辺でバンドの名前も決めておこうね!
バンドの名前は結構大事です。
そのバンドが続けば続くほど愛着が生まれますし、見に来てくれる人にも「〇〇」というバンドとして名前が認知されていきます。
最初は名前を口にするのも恥ずかしいですが、そのうち自分のバンドとして自信をもって言えるようになるので、愛情をもって付けてみましょう。
私のスクールは「レッスン生所属バンドのみで参加できるライブ」というのも開催してくれているので具体的な目標として見えやすく、バンド活動をスタートさせやすい環境が作られているのも幸運な点でした。

目標を作ってそれを目指してみよう
幸運にもメンバーに恵まれ、各楽器パートが埋まったとしても、ただたまに集まって練習をしてみるのみでは中々モチベーションが持続しません。
私のバンドの場合は上記のレッスン生バンドのライブ出演を目指そう、という目標がすぐ決まったので皆に分かりやすいモノとして全員のモチベーションの維持ができたと思います。
やはりどんなパターンでバンドを組んだとしても、目標として決めやすくわかりやすいのは「ライブ出演」というもので間違いないです。
とはいえ私の場合はバンド結成から初ライブまで3ヶ月ちょいくらいだったと思いますので、みんな宴会でどうかしてたのかもしれませんがw
目指すライブが決まったら
ここでは目標がライブに決まったとしてお話しします。
出演したいライブが決まると、それに向けて曲を決め譜面を用意し各自練習したのちに皆で合わせて仕上げていく、という流れになります。
ライブには各バンド決められた時間があります。
ライブの募集要項に「転換別25分」とか書かれている場合は、単純に演奏時間(MC含む)が25分あればOKです。転換5分と書かれていたら、その時間内に転換しましょう。
転換、とは楽器のセッティング時間です。前のバンドさんの撤収と自分たちの準備を合わせた時間になります。
他のバンド出演者の迷惑になりますので、時間厳守しましょう!
先ほどの例ですと、25分の間にMCやチューニング、エフェクターの設定の変更などを全部行いきる事が目標になります。単純に曲の長さだけで25分詰め込むとすぐオーバーするので気を付けましょう。
25分なら大体5曲平均くらいになると思います。
他の演奏曲との時間バランスも考えながら、曲を決めて行きましょう。

可愛いハーモニー曲の後にゴリゴリのメタルとか入れるとお客さん置き去りですw
弦楽器のチューニングの変更が多いとお客さん的には待ち時間が多くなり、中だるみしてしまうので、その辺のバランスも必要です。
初めてのライブは全ての曲が初めての演奏、という事になると思いますが、発表会バンド派生でしたらその結成のきっかけとなった発表会での曲をもう一度やるのもメンバーの心にゆとりができてオススメです。
曲が決まったら、自分のパートを一生懸命練習しましょう!
そして皆の予定を決めて、スタジオ練習を重ねて本番を目指しましょう!
練習を重ねる程に自信がついていきます。
同じ目標に向かって練習をし、無事にそれを成し遂げることが出来た時の達成感は人生にとってかけがえのない財産になります!
この達成感はクセになります。ライブが終わった直後は燃え尽きたようになりますが、気づけば次回のライブを目指して選曲を始めているようになりますw
ライブ出演に慣れてくると、曲の始まり方や終わらせ方、繋ぎ方などに工夫をする余裕が出てきます。
カッコよくいうとアレンジでしょうか。
その作業もみんなで意見を出し合って決めて行くのですが、楽しくなります。
そうしてまた新しい自分のバンドの表現の形を作り上げて個性を披露していくのです。
まとめ
社会人バンドは機会があるのなら積極的に参加してみましょう。
そして中々日常生活では得られない興奮と達成感を感じましょう!

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